2019年12月02日
大洋感覚は、下位中枢を自由に働かせる為に必要
アーサナの目的の中で
安定して快適なこととありましたが
では、寝ている姿勢が一番良いのではないか と思いがちです
最も、このシャバーサナという姿勢は
緊張がない状態ということなので
実は、一番難しいと言われてはいます
でも、そういうことではないようです
瞑想のための坐法を言っている という方もいますが
そうでもなく
12 のアーサナの中には坐法以外のものも含まれています
スワミ クヴァラヤナンダージが書いたヨーガセラピー本では
アーサナの目的は
身体の震え を抑えること おこらないようにすることと説明しています
身体の震えは、あらゆる障害に伴うものと考えられていて
長期間続くと異常に硬直して固定されると書かれています
なので、身体の震え
すなわち身体の緊張リズムの障害を克服し
心身両面に安定さ、調和を取り戻させることにアーサナの目的がある ということです
言いかえると、身体の震えとは、身体の中で
促進性と抑制性の相反する神経インパルスの反応があり
それらに不調和や衝突、総合交流の欠如がおこった結果と言えます
なので、対立がないようにアーサナをおこなう
難しいのですが
この時に大脳の上位中枢、考えるとか感情を入れてしまうと
下位中枢が抑制を受けて自由に働かせることができないので
無限なものに心を写す
と言われているようです
大洋感覚でおこなう
ここで大洋感覚のイメージを入れると
自分がリラックスして広い海の表面に浮いている
自分は大洋そのものになって波打っている
と感じながらおこなう
とはいえ、最初からそんな穏やかで震えなくできるものではありませんよね
だからと言って出来るようにはなっていきます
その途中ですよね
最初から完成形を目指そうとせずに
リラックスしながら不完成のところでもいいので
安定して快適、大洋感覚でできるところで行っていくと
長いあいだ、休みなく、大いなる真剣さでやっていけば
そこに到達する ということでしょうかね
ヨーガのいいところは
完成形でやらなければその効果を得られない
というものではないところです
また、最低限の努力ですから
努力がいらないとは言ってないですしね
いた気持ち良いならば、その努力は続けていいのでしょうと思います
私見ですから、反論もあるかなぁ
ここの辺りは、何度も読み返しています
ただのエクササイズや、運動になって欲しくなくて
勿論、持久力や筋力をつけるという目的ならばそれも良いでしょう
ただ、ヨーガをおこなうので有れば勿体無いと思ってしまうので。
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高田宏美