2019年11月28日
心が身体に影響するメカニズム
癒され映像になっていますでしょうか
心と身体を総合的に観ることをお話ししましたが
心の安定がなぜ大事なのかというと
心がかき乱されたり、心配事があったりすると
身体の抵抗力が全般的に弱まり
外からの例えば細菌やウイルスに襲われやすくなります
臓器間の協調も損なわれて
身体自体の働きが低下します
例えば、ストレスがあると
気づかないうちに背中の筋肉が固くなります
その結果腰痛になる
これって
1、筋肉の緊張が突然高まるとこの緊張を維持するために
循環器系や呼吸器系、糖代謝などの代謝系の負担が大きくなる
2、感情的になることで血管が収縮するので
細くなった血管に頑張って血液を流すので
心臓や肺にもっと負担がかかります
このような状態に応えるために身体の
自律神経系、内分泌系も異常な状態に置かれて
結果、副腎ー神経の働きが亢進して、甲状腺も刺激されていく
と鎖のように作用して不調が全身に及んでいく
心の状態が病気に関係していくわけですね
ヨーガのアーサナは、結果として心の安定をもたらすと前々回でお伝えしました
「葛藤に苛まれない」でしたね
乳がんサバイバーの方も
検査受診で結果の出るまでの間
外来で待つ間
心が揺れることがあります。
普段は忘れていてもテレビでとか
ふとした瞬間に引き戻されたりしますが
呼吸やアーサナをして身体を動かしたりすると
落ち着きを取り戻すことができます
ぜひ、日常の中でヨーガを利用して欲しいです
ヨーガスートラ では
病気に至る過程を
苦悩、失意、身体の震え、呼吸の乱れが心の散動状態に伴って起こる
と言われています。
苦悩や失意(憂鬱) が原因で先ほど言ったように
筋肉、血管の収縮から
身体の震えや呼吸の乱れになっていきます
ヨーガではこれらに対する対処法があります
苦悩にはヤマ
失意にはニヤマ
身体の震えにはアーサナ
呼吸の乱れにはプラーナーヤーマ が良いと言われています
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高田宏美