2016年08月22日
ヨーガセラピー プラーナーヤーマ調気法の効果2

永平寺で見た蓮の花です。
調気法の効果 続きです。
科学的に言うならば、デスね。
この話は、今年のインドでレクチャーを受けました。
カイヴァリヤダーマ研究所のドクターの講義です。
実際に、先生は患者さんにプラーナーヤーマを処方しています。
実践して得た情報です
2時間の話なので、一部ですが……
ストレスが起こると、脳と内分泌の間で不均等が生じます。
ストレスがかかると、ストレスセンサーという大脳辺縁系が興奮します
そうするとそこから指令が出て
視床下部が刺激されて そこからいろんなホルモンが出ます。
甲状腺や、膵臓が刺激を受けるんですが
その元である視床下部や副腎が刺激を受けると
結果として、身体が反応して
脈拍や、血圧が上がったり、
体温が上がったり
そして、血中のホルモンが変わります。
サイロキシン 甲状腺ホルモンデスね
インシュリン 此方は膵臓から分泌されるホルモンデスね
そのホルモンが細胞に働きかけ、その細胞の中で代謝が活発になり
結局 疲労が起きます。
過剰にかかるストレスというのは
生命エネルギーを浪費していると言えます。
なので、最終的に残るのは疲労
疲労症候群になると言えます。
感情が変わると、大脳辺縁系から刺激が出て
直接的に呼吸中枢に作用します。
そうすると
ストレス状態にあると呼吸が変化するんですね
呼吸が乱れます。
プラーナーヤーマ 調気法の練習をすると
何が起きるかというと
呼吸中枢は、大脳皮質からの指令を受けることになります。
大脳皮質からの指令を受けることで
大脳辺縁系からの直接的な刺激をブロックすると言えます。
難しいですね
例えば
ストレスがあると代謝が上がる。
代謝が上がるということは、必要な酸素量が増える。
酸素量が増えると呼吸が早くなります。
必要に応じてそういう変化が起こりますよね
覚えておいて欲しいのは
私たちには、大脳皮質という高次の脳があります。
で、高次の脳を使うのがプラーナーヤーマ調気法なんです。
高次の脳を使うことで、高次の脳から指令を出して
呼吸中枢を働かせることで、大脳辺縁系からの刺激を受けず
外側の環境に関わらず
自分の内部環境を調節することが出来る。
自発的に起きている 自然な呼吸を
自分で能動的に変える。
というのが、プラーナーヤーマ調気法 デスね。
大脳皮質を使って呼吸をゆっくりと穏やかにしていくことで
大脳辺縁系に今度は刺激を入れる
その刺激は、周りの環境が
もう大丈夫だよ! もう酸素そんなに必要ないですよ
という刺激が大脳辺縁系の方に起きます。
そうすると感情センサーは、
自分は大丈夫、落ち着いている と判断をします。
2〜3分のプラーナーヤーマがそういった反応を起こします。
その習慣をつけたいのなら 1日15分〜20分のプラーナーヤーマが必要と
リサーチされています。
脳レベルのストレスを抑えても
すでに血中にホルホンが分泌されているので
その影響が取れるまで時間がかかります。
長くなっちゃいましたね。
おわかりいただけたでしょうか。

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高田宏美